くろねこランナー

ランニングとガジェットが好きな筆者が不定期で記事を投稿しているブログです。

2022年ポータブルオーディオ活動

2022年は有線イヤホンへの回帰をきっかけにポータブルオーディオにそれなりにハマった年でした。その過程で購入したイヤホン、関連ガジェットを振り返り、良かった点や失敗した点を総括していきます。

1. 背景

2019年以来ずっとフルワイヤレスイヤホンで音楽を楽しんできましたが、ほぼ毎日通勤、ランニングなどで使い続けてきたため昨年になって少しづつ音に勢いがなくなってきたように感じました。そこでイヤホンを色々物色しているうちに、有線イヤホンも個性豊かな筐体がたくさんあって面白そうだと感じ、音質だけならやはり有線というレビューもそこそこみたので有線イヤホンに目を向けることにしました。フルワイヤレスイヤホンもランニング等で使っており、今も現役です。

2. 有線イヤホンを楽しむために

多くの方は実感されていると思いますが、昨今スマホをはじめいろいろなデバイスでイヤホンジャックが省かれています。私が2019年にフルワイヤレスイヤホンを購入したのも同年にイヤホンジャックがないPixel 4に機種変更したことがきっかけでした。そんな中でどうやって有線イヤホンで音楽又は動画を楽しむかですが、下記の方法があると思います。

1. 変換アダプター

スマホ側の端子(USB Type-CやLightningなど)に接続できるイヤホンジャック端子を備えたアダプターです。シンプルで安価なものが多く、とっつきやすいと思います。

2. ヘッドホンアンプ

1と同じようにスマホと有線イヤホンの間に立つ存在ですが、1よりも大きく多機能で音質向上を図られたものが多いです。当然値段も高くなっていきます。このカテゴリーまでいくと「アダプター」よりは「USB-DAC」、「ポータブルアンプ(ポタアン)」と呼ばれることが多いです。

変換アダプターを少し大きくしたもの(「ドングルDAC」と呼ばれることもあるようです。)からスマホとほぼ同じ大きさのものまで幅広いラインナップがあります。

3. DAP(デジタルオーディオプレーヤー)

ウォークマンiPodをはじめとする音楽(動画)専用デバイスです。すなわちスマホから音楽鑑賞という役割を切り離すことになります。

4. イヤホンジャックが備わったスマホその他のデバイスを選ぶ。

イヤホンジャックが省かれて行っているとは書きましたが、完全に無くなったわけではもちろんありません。

3. 自分の購入遍歴

2月 iFi audio xDSD Gryphon(ヘッドホンアンプ/USB DAC)

(買ってよかった点)

- 端子が多く、イヤホンだけでなくアクティブスピーカーも接続できる。

- 4.4mmバランス接続で音楽を楽しめる。

- 音質を多少カスタマイズすることができる。

- かっこいい

(デメリット)

大きさはiPhone 8ぐらいで重さが215gと外では少し使いにくい。

(現在の使い方)

小型の据え置きアンプとしてメインPCのそばに常駐。

2月 See audio ANOU(有線イヤホン)

自身初の2万円オーバーイヤホン

(買って良かった点)

- 中高音をきれいに楽しめた。

(デメリット)

特になし

5月 HIDIZS S8 PRO(ドングルDAC

(買って良かった点)

- シンプルで軽く、それでいて(私にとっては)所有欲をそれなりに満たす見た目

- 小さいがパワフルな音を鳴らしてくれた。

(デメリット)

- これ自体に全く機能がないので音量調整などはスマホ等で行うが、繊細な音量調整ができない。

- 4.4mmバランス接続がない。

- スマホのバッテリーの減りが早くなる。

7月 See audio Bravery Anniversary Limited Edition(有線イヤホン)

2月に購入したANOUが良かったため、更に良い音を期待したのと、鮮やかな見た目、限定生産..完全な衝動買いでした。

(買って良かった点)

- 3種類の端子(2.5mmバランス、3.5mmアンバランス、4.4mmバランス)が付属し、付け替えて使うことができる。

(デメリット)

特になし

7月 FiiO M11Plus ESS(DAP

7月のe-イヤホン主催のイベントに行った際にDAPを持った人が割といたことと、この時期から色んなガジェットが円安で値上がりし始めたため、買うなら今しかない!と思い購入。DAC機能も搭載しているので、場合によってはiFi Gryphonの売却も視野に入れました。

(良かった点)

- 音楽プレーヤーならではの機能が豊富。(音量調整幅の細かさ、物理ボタン、holdボタンなど)

- 3種類の端子(2.5mmバランス、3.5mmアンバランス、4.4mmバランス)が搭載

- 様々なファイル形式の音源を再生できる。

(デメリット)

- 重い(ただし、スマホで音楽を聴くことがなくなるのでスマホのバッテリー持ちに寄与すると考えるとまだ納得できます。)

4. まとめ

一番良かったことはバランス接続を経験できたことです。そういう意味ではiFi Gryphon、See audio Bravery、FiiO M11Plus ESSについて特に買って良かったと思います。